| 新羅時代の最大、最古のお寺として伝えられている皇龍寺は、現在は雁鴨地から芬皇寺へ行く野原に礎石だけが残るのみ。礎石を見るだけでも、その雄壮な規模が想像できます。 皇龍寺は新羅第24代真興王14年(553年)に着工し、4代王、93年という長い歳月にかけて完工した大伽藍でしたが、蒙古の侵略によって消失した遺跡です。
真興王は半月城の東側に新しい宮廷を建てようとしたが、その場所から皇龍が現れ、護国の念願を込めてお寺を建てられたといいます。皇龍寺址の総面積は約20,000坪で東洋最大のお寺でし、その最初は沼地を埋め立てて敷地にしたのが明らかにされました。かつて新羅三宝と讃えられた高さ80mの壮大な九層木塔は今は、その塔を支えた巨大な礎石が残るだけ、もし残っていたら世界でも類を見ない木造建築物になっていたはずです。伽藍の配置は日本の飛鳥寺によく似ています。
国立慶州博物館に九層木塔の復元模型が展示されています。新羅時代の金銅三尊丈六像と率居が描いたという金堂壁画もここにあったといいます。
|